【2025年度最新版】外部大学院受験のスケジュールを徹底解説 外部院受験の基礎

外部大学院への進学を考えているけれど、何から始めればいいかわからない、という方も多いのではないでしょうか?

大学院入試は、大学受験とは異なり情報が少なく、試験内容やスケジュールが大学によって大きく異なるため、特に外部受験者にとっては計画的な準備が欠かせません。

この記事では、2025年度最新版のスケジュールをもとに、外部大学院受験の基本的な流れと準備方法について詳しく解説します。

外部大学院受験を考えている学生に向け、研究室訪問の時期から過去問対策、面接準備まで、スムーズに進めるためのポイントをお伝えします!

大学院受験~合格までの全体観

外部大学院の受験では、スケジュール管理が合格への第一歩です。志望する大学や研究室の調査から、出願、試験本番、そして合格発表に至るまで、それぞれの時期にやるべきことに時間を使うことが、大切です。特に外部受験の場合、研究室訪問や出願手続きには十分な準備期間が必要です。ここでは、大学院受験に向けた全体的な流れを時系列で解説し、どの段階で何をすべきかをお伝えします。

志望する大学院(研究室)の目星をつける→11月~12月

外部大学院受験における最初のステップは志望する大学院や研究室の候補を絞ることです。この段階では、おおよそ3校ほどに目星をつけると、情報収集や出願準備が効率的に進められます。特に外部受験の場合、各大学院の研究分野や教授の研究内容は多岐にわたるため、専攻したい分野や今後のキャリアに合った研究室をしっかりリサーチしましょう。

また、時期にもよりますが、志望校を選ぶ際は合格の可能性も視野に入れて考えましょう。その際に考慮するべき点は、

①自分の専門性との一致
②現在の学力と求められる学力の差

以上の2点です。

①自分の専門性との一致
あまりにも学部時代の専攻や研究内容とずれていると、時間があっても合格は厳しいです。学部の研究や授業と並行して、全く異なる専門を独学で学ぶのは体力的にも時間的にも厳しいでしょう。また、面接の際も「なぜ専攻を変えるのか?」という質問に対する答えを準備しておく必要が出てくるなど、受け入れ先の説得も難しくなります。自分の学んだ内容と最低限似通った科目が出題される大学院や研究室を受験することをおすすめします。

②現在の学力と求められる学力の差
大学受験と同じく、あまりにも自分の学力とレベル差のある大学院を受験することも、お勧めできません。注意していただきたいのは、ここでのレベル差とは、所属している大学とのレベル差ではなく、ご自身の専攻分野の習熟度とのレベル差を指しています。受験の際にGPAを確認されることはもちろん、上位の大学院になれば出題される問題の難易度も上がります。後から志望校自体は変更できるので、まずは過去問を見てみて、自分の実力に素直になって現実的な志望校に目星をつけましょう。

志望校の決定→1月

志望校を絞り込んだら、第一志望と第二志望をこの段階で仮決定します。ここで志望順位をつけることにより、各大学や研究室への具体的なアプローチや勉強計画が立てやすくなります。なお、この時点での志望順位はあくまで仮のものなので、後日情報収集が進んでから変更しても問題ありません。

第一志望の決定が進むと、訪問準備や研究内容の把握も深めやすくなるため、今後の準備がスムーズになります。

以下のような大学院や研究室の口コミサイトを利用して志望校を絞り込むのも、一つの手です。

研究室ナビ
https://kenkyu-navi.com/index.php?page=top

みんなの大学情報
https://www.minkou.jp/university/school/review/20312

研究室訪問→2月~4月

志望する大学院の研究室について理解を深めるため、教授に連絡を取り、実際に研究室を訪問するのがこの時期の大きなポイントです。訪問時には、研究内容や研究環境、先輩たちの雰囲気など、実際に研究に取り組む場のリアルな様子を確認できる貴重な機会です。また、教授から直接研究室の詳しい情報や過去問をもらえる場合もあるため、疑問点があれば積極的に質問してみましょう。

なお、2~4月は卒業論文や研究活動が忙しくなる時期でもあるため、できるだけ早めに訪問計画を立てるのがベストです。志望校の最終決定前に訪問して、各研究室の特徴を比較するのも一つの方法です。

研究室訪問の際に参考になる情報を、公式Instagramにアップしていますので、併せて参考にしてみて下さい!

願書提出&出願のメール→6月~7月

願書の提出と出願準備が本格化する時期です。多くの大学院では5~6月ごろに募集要項が公表されるため、募集内容や出願条件をしっかり確認しましょう。募集要項には出願に必要な書類や提出期限、その他の手続きに関する重要な情報が記載されています。特に、出願書類の形式や提出方法には細かい指定がある場合が多いので、読み漏れがないよう注意が必要です。

また、大学院によっては、出願前後にメールでの連絡が必要な場合があります。これを見落とすと出願が完了しないこともあるため、募集要項の指示に従い、必要な場合は期日までに忘れずメールを送りましょう。

入試本番→8月~9月

いよいよ入試本番の時期です。この時期までに、過去問対策や専門科目の勉強をしっかり行い、自信を持って試験に臨めるように準備しておきましょう。筆記試験では、専門科目や英語の問題が出題されることが多いため、それぞれの科目の特徴に合わせた対策がポイントです。また、口頭試問や面接が行われる大学院もあるため、志望理由や研究内容についての質疑応答も準備しておくと安心です。

当日は、緊張しやすいかもしれませんが、これまでの努力を信じ、落ち着いて試験に臨みましょう。

合格発表→9月~10月

ついに合格発表の時期がやってきます。努力の成果が形になる瞬間で、緊張と期待が高まる時期です。合格発表は大学院によってオンライン掲示や郵送で行われることが多いので、発表方法や確認方法を事前にチェックしておきましょう。発表後には、入学手続きや手続き期限が設けられている場合があるため、合格後のスケジュールにも注意が必要です。

また、不合格だった場合も滑り止め校の結果や次のステップを考え、気持ちを切り替えていくことが大切です。

勉強のスケジュール

外部大学院受験を成功させるために一番重要なことは、計画的に勉強を進めることです。いくらスケジュールを把握して、研究室訪問を頑張ったとしても、肝心の筆記試験が振るわなければ合格は叶いません。以下のスケジュールを参考に、効率よく準備を進めましょう。

TOEIC(TOEFL)などの英語資格の取得→3月頃までが目安

大学院によっては、英語の資格試験のスコアが求められることがあります。特にTOEICやTOEFLのスコアは、早めに取得しておくことが有利です。この段階でスコアを取得できるよう、英語の勉強を計画的に進め、3月頃までに目標スコアを達成することを目指しましょう。

外部大学院受験に向けた TOEIC, TOEFL に関する情報を、公式Instagramにアップしていますので、併せて参考にしてみて下さい!

専門科目の基礎固め(分からないことがあれば継続はする)→4月頃までが目安

専門科目の基礎を固める段階です。大学院入試の内容は学部時代に学んだ内容を基にしているため、基礎知識をしっかり復習し、理解が不十分な部分があれば重点的に学習を進めましょう。4月までには基礎を固めることを目標にします。

専門科目の問題演習→基礎固めが終わってから始める

基礎が固まったら、実際に過去問を解いたり、問題集を使って演習を始めます。過去問や問題演習を通じて、試験形式に慣れるとともに、出題傾向を掴んでいきましょう。

過去問の対策→3月~4月頃から始める

過去問は必ず対策すべき重要な部分です。大学院の出題傾向や問題形式を把握するために、3月~4月頃から過去問に取り組み始め、その後は繰り返し解くことで力をつけていきます。

外部大学院受験に向けた過去問の使い方関する情報を、公式Instagramにアップしていますので、併せて参考にしてみて下さい!

滑りどめ校の過去問を2~3年ほど解く→直前でOK

万が一のために、滑り止め校の過去問を解いておくのもおすすめです。これらの過去問は直前の復習として活用でき、試験に慣れるためにも有効です。試験直前に時間がある場合に取り組むと良いでしょう。

このように、段階的に進めていくことで、計画的に勉強を進め、合格への準備が整っていきます。

まとめ

大学院受験は、計画的な準備と効率的な勉強が成功のカギです。受験のスケジュールを把握し、各段階でやるべきことをしっかり進めることが重要です。まずは、志望する研究室のリサーチから始め、1月には志望校を決定、2月~4月には研究室訪問を行って具体的な情報を得ます。その後、6~7月に出願準備を整え、8~9月の入試本番に向けて専門科目や過去問演習を行います。最後に、9~10月の合格発表後は入学手続きを進めることになります。

勉強面では、英語資格の取得を3月までに目指し、専門科目の基礎固めを4月までに終わらせることが理想です。過去問を活用し、演習を重ねながら実践力をつけていきましょう。また、滑り止め校の過去問を直前に解くことも有効です。

大学院入試は長期間にわたる準備が必要ですが、計画的に進めれば、着実に合格に近づけることができます。

しかし、「本当に上手くいくのかな?」「自分一人で全てをこなす時間はないな」「合格した先輩からアドバンスが欲しい」など、色々な疑問や不安を抱えている方もいるでしょう。

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Mentor K

メンター K
理系私立大学 化学系学部出身
東京医科歯科大学(現東京科学大学)医歯学総合研究科に現役合格

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